出産を目前に控えて、決めれていなかったのが、出産後0歳の我が子の医療保険に入るべきか否か。
個人的な悩みどころとしては、3点かなと、、
赤ちゃんの医療保険を考える理由
- 医療費(自費分)の補填
- 0歳で契約すると保険料が安い
- 子供へのプレゼント
1.医療費(自費分)の補填
医療費は小学生に上がる前の未就学児であれば、公的医療保険制度で2割負担となる。それ以降小学生から69歳までは3割負担、
70から74歳までが2割負担。75歳以上が1割負担。
また、子供(15歳までだったり18歳までだったり、自治体次第)に関しては、各自治体の医療費助成制度が存在し、自己負担分が無料から数百円程度。
うん。医療費ほとんどかからないじゃん。ありがたい。
てなわけで、医療費の備えとして必要なのは自己負担分がメイン。
一例として
- 差額ベット代(平均6354円)
- 親の簡易ベッド代(1日、数百円から千円くらいみたい)
- 親の交通費、食事代
- 兄弟がいればファミサポや家事代行などの利用代
- 付き添いで就業できない場合の収入減 etc
差額ベッド代に関しては、自己負担分までのベッドで!と思っていても、夜泣きがひどかったりで
個室にせざる得なかったみたいな意見もあったり。
仮に5日間入院したとしたら、差額ベッド代だけで3万円オーバー。
しかしこればかりは確率論だけど、子供の入院確率は下記。
0歳時は1%程度であるものの、他年代は0.2%に満たない。
年連階級別にみた受療率(人口10万対) 令和2年10月
年齢 | 総数 | 男性 | 女性 |
0歳 | 1065 | 1155 | 971 |
1~4歳 | 137 | 153 | 115 |
5~9歳 | 71 | 79 | 64 |
10~14歳 | 99 | 106 | 92 |
15~19歳 | 123 | 121 | 126 |
20~24歳 | 141 | 128 | 156 |
この割合をみると、自治体の手当が厚いこともあって、保険はいらなきゃ!という気持ちにはならない。
2.0歳で契約すると保険料が安い
メディケア生命のメディフィットA(エース)に0歳で加入していたと仮定。
プランは小さめで終身60日型、入院1日5000円保障。性別は男児だとすると・・・
保険料は月額955円。
仮に大学卒業の22歳まで親が支払ったとすると、支払い金額は252,120円。
入院の保証日額5000円で割ると約50日分。
確率的に、22歳までに50日以上入院する確率はそんなに高くなさそう。
また、86歳まで生きたとした場合の、一生涯の支払い金額は985,560円。なかなかの額。
同じ保険を30歳の時に入ったとすると、保険料が1535円なので、一生涯の支払い金額は1,031,520円。
やはりメリットとしては、医療費の備えというよりは、
若いうちに入ると保険期間が長く持てるのに値段も安いということかな。
年齢が上がるにつれて入院する確率も高くなるので、子供に社会人になったタイミングで、
若いうちから入っていたから、保険料安く保険が持てるよということで譲渡したら、
ありがとう!!!となる可能性も高いとは思う。
しかし同時に以下のようなリスクも秘めている気が・・・
- 月額1000円でも惜しい!、やめよう
- 子供が保険不要論者に成長。やめよう
- もっと保障の大きい保険に入りたかった。やめよう
そんな感じで渡してすぐやめてしまっても責めることはできないし、
私が子供でも、支払った保険料の252,120円を現金でもらう方が嬉しいかもしれない・・・
だったら貯蓄型の保険ならどうなの?
今までのは掛け捨て型の保険のお話。
貯蓄型であればどうだろうか。
東京海上日動あんしん生命のメディカルキットR、終身。60歳リターン(※60歳時点で保険の未利用分の差額が返還される)
入院1日5000円保障。性別は男児だとすると・・・
保険料2,159円。仮に大学卒業の22歳まで親が支払ったとすると、支払い金額は569,976円。
支払いは掛け捨て保険の3倍近いけど、60歳の時点でリターンがあることを思うと高いのは納得。
60歳まで続ければ親が支払ったとすると、支払い金額は569,976円をそのまま受け取れるようなもの
なのだから、ありがとう!!!となる可能性も高いとは思う。
しかし同時に以下のようなリスクも秘めている気が・・・
- 60歳までにやめてしまったら、解約返戻金は支払いを大幅に下回る
- 60歳リターンのことがあるので、辞めたくても辞められない(60歳まで支払ったら1,554,480円なので、譲渡後100万以上を子供が支払う必要あり)
- あくまでリターンなのであって、増えるわけではない
60歳まで続けることを子供に強いることになるし、
子供がその額があれば運用したかったよ!と思いそう・・・
20年後はもっと若いうちから資産運用するのが普通になってそうだしね。
3.子供へのプレゼント
ここまでの内容を踏まえ、若いうちに安い保険料で保険に入っておいて、
子供にプレゼントしようというのは親のエゴなような気がしてきた。
勿論プライスレスな部分、「先のことを両親が考えていてくれたんだわ。ポロリ。」
みたいなことはあるのかもしれないけれど。
子育てしてみて、その子が体が弱かったり、すごい繊細な性格だったりとかで成長して
保険に入れなくなるリスクを考慮して入っておくなら、それは保険料どうのこうの以上に
未来の子供の家族を守ることになるかもしれないから価値があることかもしれない。
しかし、若いうちだとお得だからくらいの感覚で入っておくのは場合によっては
プレゼントにはならないケースもあると感じた。
子供へのプレゼントは、保険である必要は全然ないなと思うし、
将来、「なんで入ってないんだよ!」と言われたとしても、知らんがな自分で入りなよとしか思わないし・・
私自身、親が入ってくれているとか特になかったので、23歳の時に自分で保険選んだ。
自分で選んだ保険を自分で支払うのも大切かなと思う。
我が家の結論
以上より我が家では赤ちゃん誕生の0歳のタイミングで医療保険には入らないこととした。
ただし、医療保険の保険代で使用するはずだった金額を何かしらで貯めておきたいなとは思う。
その何かしらについては後日考察!